キセキあの日のソビト(映画)のネタバレあらすじと結末!二足の草鞋

邦画

2017年1月28日公開

公開から20日で観客動員数80万人、興行収入10億円を突破した2017年を代表するヒット作。

数々の大ヒット曲を世に生み出したバンドグループ「GReeeeNデビューから十数年たった今も、テレビやCDジャケットにすら自分たちの姿を一切出さず、現役歯科医師として働いています。

そんな謎のベールに包まれた彼らの誕生秘話と、2008年にリリースされた代表曲「キセキ」が完成するまでを、実話をもとに松坂桃李と菅田将暉のダブル主演で描いて製作された青春ヒューマンドラマ。

  • 監督:兼重淳
  • 脚本:斉藤ひろし

 

映画タイトルにもある「ソビト」とは「GReeeeN」による造語で、「素人」または「空人」と書かれていて、「自由に新しいことへ挑戦する人」という意味が込められています。

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映画『キセキ あの日のソビト』のネタバレあらすじ

あらすじ

兄のJINと弟のHIDEは厳格な父親の元で育てられ、JINは父親に反抗するかのように音楽活動を続けます。

一方で父と兄が言い争う様子を見てきたHIDEは、心配かけまいと父と同じ医学部を目指して予備校に通う毎日。

しかし、医学部受験に失敗して、歯学部を受験することにします。

歯学部に合格したHIDEは兄を追いかけるように、父親には内緒で音楽制作に励みますそんな中、JINのバンドがデビューする事になりますがレコード会社と上手くいかず、バンド仲間とも衝突します。

レコード会社とうまくいかないJINそこへHIDEが現れ、自分で作成してきたデモテープを渡します。

弟の才能に気付いたJINは、弟の音楽を応援するためにレコード会社に掛け合います。

HIDEの音楽はJINのプロデュースの元、「GreeeeN」として活動をはじめます。

ネタバレ

歯医者を志したきっかけは母親

HIDEは自分が医学部の模擬試験の合格率判定が厳しく、進路に悩んでいるときに、母親から出産のたびに歯を悪くしてぼろぼろなんだと聞かされ、母親の歯を治してみたいと志すことになります。

母親も息子に治してもらえると嬉しそうでした。

家族思いなHIDEが音楽で成功しても歯医者の志を諦めなかった二足の草鞋の原点がここにあると思います。

合格が厳しかったとはいえ、その前は父親と同じ医学部を目指すなど、HIDEはなるべく両親に心配かけないようにして、二人の期待に応えようと努力している様子も描かれています。

劇中度々、歯科医との両立に弱気になる部分もありますが、挫けそうになりながらも今まで続けられたのはこうした家族に支えられたのが大きな理由でしょう。

心臓病の少女へ勇気と希望を与えたキセキ

父親の患者に重い心臓病を抱えた少女・結衣という子がいました。

美大を志す彼女ですが、恐怖や不安から手術を受ける決断がなかなか下せずにいたんです。

そんな彼女を一番勇気づけたのは、「GReeeeN」でした。

この一件で、音楽で心のドクターになると父親へ啖呵をきったJINがプロデューサーであることを知ってか知らずか父親の記憶に心の医者として強く印象づく「GReeeeN」がここで描かれていました。

JINが傾倒している音楽に否定的で、厳格だった父親の心情の変化をこの少女の一件を通してとても上手に描かれていたと思います。

彼女の「先生わたし、生きたいです。よろしくお願いします。」と前向きになるシーンは医者には治せない、心の病を治せる存在を、認めざるを得ない瞬間でしたね。

対照的な存在で描かれる兄弟

父から認めてもらえず、自分のバンドはデビューするも売り上げが伸びず空中分解する中、GReeeeNの裏方に徹していくJINと、家族だけでなく周りの人間を惹きつけ、明るくさせる才能があるHIDE。

対照的な性格の兄弟が共通の目標で取り組む音楽制作で傑作を生みだしていくという、成長過程や兄弟愛が描かれています。

HIDEが歯学部との両立に苦しみ、挫けそうになったときも、不器用ながらもJINは衝突しながらHIDEを励ましていました。

JINのバンド活動で培った曲づくりとHIDEの人柄がよく表れている直球で心に響く歌詞が融合して名曲が生まれていく様子が、この二人の主役のそれぞれの視点を通して描かれているため、一曲、一曲の完成したときの達成感など感情移入しやすい場面がたくさんありました。

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 ラストの結末

キセキがオリコン1位を獲得するなど、ヒットチャートを席巻していき、自分たちの曲が世に出て、たくさんの人へ影響を与えているのを目の当たりにし、自分のやりたいことを再確認したHIDEは、「音楽をやらせてください。音楽がやりたいです。」と父親へ正直に打ち明けます

学校の休みの期間を利用して、曲作りの合宿へ向かう日、音楽活動を父から許されたHIDEのもとにJINが迎えにきます。

家の前でJINとHIDEを呼び止める父親。

二人に「「GReeeeNって知ってるか?」「お前らもGReeeeNみたいな曲をつくれるようになれ」と語ります。

溢れる感情を堪え、「ありがとうございます。」と頭を下げるJIN。

その後ヒット曲を生み出し続けたGReeeeNのメンバーは、今でも二足の草鞋をはき、歯科医師としても働いているのでした。

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 映画の感想

本作はGReeeeNの歌詞のようにストレートな表現やセリフが多いので、深読みする必要もなく素直な気持ちで鑑賞できる作品になっていますね。

他のドラマ作品にも使われたことがある「キセキ」はやはり本作でも、泣けるシーンでかかります。

いい味出してます。

メディアでの露出がないアーティストのサクセスストーリーということで、GReeeeNの知名度をさらに上げた本作は、彼らの事をよく知る人も知らない人も、それぞれの楽しみ方ができる名作だとおもいます。

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