引っ越し大名(映画)のネタバレあらすじとラスト結末!感想も

邦画

2019年8月30日公開、最初の土日で19万9千人動員、興行収入2億3800万円という実績を叩き出し、5位にランクインしていました。

原作は土橋章宏さんの小説「引っ越し大名三千里」であり、脚本もご本人が担当されています。

監督は犬童一心さん。

「のぼうの城」に続く素敵な時代劇作品になりました。

主演は星野源さん。

素敵な歌やダンス、味わいのある文章など、さまざまな才能を発揮している彼が演じたのは、日がな一日城の書庫に引きこもって古い本を読んでいた書庫番・片桐春之助です。

周囲からは「かたつむり」と呼ばれていた彼は、誰も引き受け手のなかった国替え責任者の“引っ越し奉行”の役目を押し付けられてしまったのです。

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映画『引っ越し大名!』のネタバレあらすじ

あらすじ

姫路藩主・松平直矩は、幼い頃から国替えを繰り返す運命にありました。

父は徳川家康の直系でありながら、幕府によって三度の引っ越しを命じられ、その旅の途中で落命という過酷さです。

天和二年(1682年)の今回は、石高も半分以下の7万石に減らされた上に、豊後日田藩(大分県)に移れというのです。

余りの理不尽に藩の重鎮たちは憤りはしたものの、幕府の命令は絶対。

しかし前回まで国替えを仕切っていた人物は過酷なその仕事で身体を壊して亡くなっていました。

そこで白羽の矢が立ったのが、書庫番の片桐春之助だったのです。

引っ越しなど、右も左もわからない中で、彼の“引っ越し奉行”としての戦の火ぶたは切って落とされたのでした。

ネタバレ

知恵を集めて…

そもそも、春之助を引っ越し奉行に推したのは幼馴染で御刀番を務める鷹村源右衛門(高橋一生)でした。

彼は「おぬしはその頭を使い、俺は、この体を使う!」と言って叱咤しました。

源右衛門は書庫番としての春之助の力量を大変高く評価していたのです。

そして、意外な人物を紹介します。

前・引っ越し奉行の娘、於蘭(高畑充希)です。

亡き父の仕事ぶりを身近に見ていた彼女の知恵と、残された詳細な記録は、何よりも春之助の力になりました。

更に、この時期の姫路藩は財政難に喘いでおり、引っ越し代を如何に工面するかと悩んでいたところ、春之助の奮闘ぶりを見ていた勘定頭の中西(濱田岳)が商人から金を借りるからくりを授けてくれたのです。

涙を飲んで…

厳封とは土地も収益も激減するという事。

今回は半分以下の国力に落とされた越後松平家では、今の家臣の全てを新天地に連れていくことも、藩の財産の全てを持っていくことも出来ません。

春之助は、その地位に寄らず平等に全ての家臣に対して断捨離を命じ、実行していきました。

勿論、自らも例外ではありません。

愛してやまなかった書物を多数火にくべて、範となったのです。

そして、妻と子を持たない藩士らを集め、一人ひとりに理由を話し、リストラを断行しました。

「もとの15万石にご加増された折には、かならず再び召し抱えられるようにするから」と約束したのです。

共に涙を流して説いた春之助の姿に、男らは納得し、帰農していったのです。

それは幕府の陰謀だった

今回の国替えは、実は徳川綱吉の側用人・柳沢吉保(向井理)の陰謀でした。

直矩は吉保に言い寄られて咄嗟に突き飛ばし、恥をかかせてしまった…その報復だったのです。

しかも次席家老・藤原(西村まさ彦)は旗本の身分と引き換えに、公儀御庭番と通じてこの国替えを潰し、直矩を失脚させる陰謀を進めていたのです。

旅立ちの日、行列を襲う者たちがありましたが。

意気揚々とそれらを打倒したのは源右衛門ら姫路藩士でした。

引っ越しのために鍛え上げた体は伊達ではありません。

家宝の槍まで与えられた源右衛門は大暴れし、圧勝!
かくして豊後日田藩への国替えは滞りなく進みました。

春之助は於蘭と所帯を持ち、ともに新しい暮らしを始めたのです。

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ラストの結末

春之助の仕事は、これだけでは終わりませんでした。

数年後、日田藩から出羽山形藩へ。

そして15年の月日が流れ、陸奥白川藩へと国替えは続いたのです。

しかしその報せは嬉しいものでした。

15万石へ加増されることになったのです。

ようやくかつての家臣を迎え入れることができる!と春之助は姫路に向かいました。

すっかり逞しくなった元藩士らは、山野を切り拓き、美しい棚田を作っていたのです。

その土地に残る者、白川藩へと合流する者、とそれぞれの意思で運命は分かれました。

帰参した元家臣団を、直矩は涙を流して自ら出迎えました。

永い苦労が報われ、国替えを重ねた家臣も、帰農していた者たちもようやく在るべきところに収まったのです。

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感想

春之助は、ヨレヨレの裃でダメっぷりばかりが露呈した登場でしたが。

真摯な人柄と書庫番として蓄えた知識が彼を支え、人を動かし、やがて藩を変えていきました。

彼が後半生を賭けて支えた越前松平家は、繰り返された国替えにもめげずに堅実に豊かになっていったのです。

その基礎を作ったのがまさに春之助たちだった、と言っても過言ではありません。

経済という観点から見た侍の人生は、現代に通じる幸福の追求の物語だったのです。

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