ディストラクション・ベイビーズ(映画)のネタバレあらすじと結末!感想も

邦画

「ディストラクション・ベイビーズ」は2016年の日本映画。

法政大学在学中に製作した8mm映画『極東のマンション』以来、常に作品が内外で高い評価を得てきた真利子哲也監督が満を持して臨んだ初めての商業映画です。

第69回ロカルノ国際映画祭最優秀新進監督賞受賞第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第4位、同主演男優賞(柳楽優弥)等受賞多数。

主人公である泰良(柳楽優弥)は街をさまよい相手を見つけては喧嘩をふっかける若者です。

殴り殴られることそのものが喜びの彼の暴力は、その生き方に魅せられてマネージャー役を買って出る高校生裕也(菅田将暉)、さらに、自動車強奪のついでに拉致されたキャバクラ嬢那奈(小松菜奈)をまきこみ加速を止めません。

愛媛県松山市でロケーション撮影がされました。

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映画『ディストラクション・ベイビーズ』のネタバレあらすじ

あらすじ

泰良(柳楽優弥)と将太(村上虹郎)の兄弟は松山市内の小さな港町で二人きりで暮らしていました。

兄の泰良はけんかに明け暮れる生活をしていましたが、ある日、弟や町の人たちの前から姿を消します。

泰良が現れたのは松山市の中心街。

強そうな相手を見つけてはけんかをふっかけ、最後に相手を打ちのめします。

高校生の裕也は、初めは公園のゴミ箱を漁る泰良を仲間たちとからかいますが、夜の街でストリートファイトを続ける泰良に魅せられます。

夏休みで将太が友人たちと松山に遊びに来ていた夜、泰良と裕也は商店街をパニックに追い込み警察に追われる身に。

たまたま自動車に乗っていたキャバクラ嬢の那奈ごと自動車を強奪して逃走します。

泰良の暴走を果たして誰が止められるのか。

ネタバレ

孤高のファイター・泰良

映画の冒頭で故郷の町から消えた泰良。

松山市内に現れて、手当たり次第に喧嘩をふっかけて最後に帰っていきます。

負けることがあっても、後から必ず倒します。

そして、強そうなやつ、歯向かって来る奴しかねらわない。

そしてマイペース。

なぜか、ゲームセンターにいた裕也のシャツを脱がせて自分が着てしまう(しかたなく泰良の脱ぎ捨てた、泰良と将太の親代わりの近藤の工場の仕事着を裕也が着たせいで、夏休みで友人たちと遊びに来ていた将太がそれを見て兄が近くにいることが分かるのですが)。

松山のアーケード街で大暴れした後、裕也と行動を共にしますが、どうやら仲間とは一度も思っていない。

裕也がすることを見ているだけで手伝わない。

裕也がひどいことをしても咎めない。お互い「楽しければええけん」という考えで動いているのです。

セコい裕也

「撮影中は、菅田さんが演じる裕也が本気で大っ嫌いでしたから」と小松菜奈さんが述べている通り、裕也はいやな奴です。

最初に公園で泰良と会った時は、ゴミ箱をあさる泰良をからかいますが、裕也の友人が泰良にボコボコにされても助けません。

やがて、泰良が前にやられたヤクザと再戦して勝利したところを見て泰良の闘いっぷりを気に入った裕也。

こいつといっしょにいると楽しいと思います。

ヤクザの弟分がナイフをもって泰良に迫っているのを見て「警察が来た」と言って泰良に助け船を出します。

それから泰良にくっついて歩くのですが、裕也が暴力を振るうのはほとんど女の子ばかり。

そして、「(警察に)捕まったら終わりだ」と考える裕也は、逃亡中も相手を見つけて闘いを挑む泰良についていけないと感じるようになるのです。

ビッチな那奈

万引きの常習者であるキャバクラ嬢那奈。

泰良と裕也が強奪した自動車にたまたまに乗っていたせいで人質にされ、裕也によって口にテープをされ手をしばられ、ついにトランクにつめこまれます。

翌日、裕也にトランクから引きずり出された那奈は自動車の運転を命じられますが、裕也に打ちのめされて横たわっていた男を轢いてしまい、男をトランクに詰め込むように命じられます。

ここまではかわいそうだったのですが、ここから那奈は凶暴さとしたたかさを発揮。

轢かれた男がまだ生きているのがわかると男を殺します。

さらに夜、自動車のアクセルを踏み続けて、別の自動車と衝突すると、重傷を負った裕也をドアに挟みつけて蹴りまくり殺してしまいます。

病院では警察官の前で泣いてみせ、罪を男二人におしつけ、世間から悲劇のヒロインとしてあつかわれます。

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ラストの結末

自動車事故の後、泰良は裕也と那奈を残してどこかに消えます。

松山市内のアーケード街の泰良と裕也の暴力はニュースになり、簡単に犯人がわかります。

警察は将太に事情聴取をしますが、将太は何も語りません。

アーケード街の事件のあった日松山市内にいっしょに遊びに行ったスケートボード仲間の友人たちも将太を離れて彼をいじめる側に。

将太はじっと兄との再会を待っているようです。

やがてお祭りの夜。

将太もとぼとぼと祭りの名物のけんか神輿を見に出かけます。

そのころ、警官が港で倒れてうごめいている男に気付きます。

近くにいたのは泰良でした。

泰良の次の相手はその警官になります。

押し倒された警官は発砲しますが、ピストルの銃声に誰も気づきません。

のびて横たわる警官を後に、泰良はどこかへ歩んでいきます。

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感想

微妙な笑みをたたえながら、殴られ倒れても立ち上がって最後はやりかえす男。

泰良の暴力は何かの象徴なのか。

いや、そんな人間的な意味を超えているようです。

あえて言えば「楽しければええけん」で個人の自由を、公共の福祉等を無視して、つまり歯向かうものは全部倒してどこまで追求できるかやってしまったのが泰良と言えるでしょう。

日本映画でゴジラを超えるモンスターだと思います。

そして泰良の格闘シーンで、やることは荒々しいのに、泰良と敵の動きが時としてまるでミュージカル映画のすぐれたダンスシーンのように優雅でした。

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